チョコレートよりもビターなビアーを。

世界で最も甘い街で、そんなに甘くない生活を送るであろう記録。

免許取得よもやまばなし。後編。

ほんの1.5秒ほど、何が起こったのかわからなかったけど、すぐに理解した。あぁ、これは某室長と同じ状況だ。

しかし、平常心はすでに音を立てて崩れていたので、とりあえず、がみがみ言わずに、車検受けてもっかい予約取り直してきなさい、といってくれたおっちゃんにお礼をいって、周りに他の受験者も数人残っていたので、そそくさとその場を後にしました。車検切れの車で。

さて、ここで一度、車について振り返ってみよう。うちの車は去年の6月末に新車で購入。ここペンシルベニアでは車検は新車だろうが中古だろうが年に一回、日本に比べるとすごく簡易なものだけど、義務付けられている。もちろんそれは知ってる。しかし、しかしだ、なんと車検、去年の10月で切れていたのだ。車検は一年更新、というイメージだけが先行していたのもあったけど、新車で買った車の車検が3ヶ月後に切れてるとか、全く想像してなかった。確かに、車検のステッカーなんてフロントガラスにひっついてんだから、確認なんていつでもできた。思い込みでチェックを怠ったのが、今回の敗因。というか、この一年で何度か、日本との違いと思い込みによるミスをしてきたにも関わらず、またやってしまったという感じ。いやはやアメリカ恐るべし。

とりあえずぴーぴー泣いても仕方ないので、車をそのへんの路肩に止めて、ケータイで土曜日でも空いてる車検してくれる店を検索。幸い、うちの車を買った系列会社が立ち並ぶ通りに近いので、その中で検索に引っかかったスバルのディーラーへ直行しました。店の前に車を止めて中に入って、今日飛び込みで車検してもらえます?ってきいたらオッケーとのこと。1時間くらいかかるよーと言われたけど問題ありません。そのままお願いしました。待つこと1時間ちょい、どうやら無事に車検が終わったようです。しめて4000円くらい。毎年とはいえ日本とは大違いですね。日本で車検したことはないけども。これで車は違法ではなくなった、国際免許もまだ有効だし、胸のつかえは取れたので、もう大人しく家に帰ることにしました。お昼も過ぎていたけど、食欲もわきませんでした。せっかく土曜の、しかも近場の試験予約が取れたのに。せっかく、しれっと免許とって、某室長に自慢する予定だったのに。

家に帰ってもう一度、試験の予約サイトを確認するも、当然のごとく3月の末まで予約は埋まっています。はー、これは、一時帰国した時に国際免許もっかいとるコースかなー。幸い、国際免許には特に難しい縛りとかないみたいで、帰国の際にパスポートと日本の免許と幾許かの現金をもって門真まで行けば、発行してくれるらしい。ま、予約取れなくても最悪4月以降になんとかなるー。と、思っていた時期も私にはありました。一時帰国した次の日に、ビザ更新のために梅田のアメリカ領事館で面接を受けるのですが、そのさい、パスポートと、それにひっついた現在のビザは、更新のため1週間から十日ほど預けることになります。

 

パスポートないし、門真で国際免許とってる暇、なくね?